新学期はキミを




「 折角、7組来たんだから射的やってきなよ!!」


「 あ!じゃー、私、教わろっかな!」


「 湊くん、あ…私にも教えて下さい!」





雪は後ろの席に座って眺めていた。


なかなか当たらない女子に反して、湊と秋斗の命中率は良かった。


後ろから見ているとWデートを見ているようで複雑な心境になった。


「 ユキちゃんもやる?」



声をかけてきたのは7組の知らない男子だった。店員の格好をしているから、ここのクラスの人に違いない。


名前を呼ばれ、不思議に思い返答に困っていると……



「 俺、サッカー部のさ…!


思い返せば、秋斗とよく話している男子だった。


「 ああ! レギュラー取った人だ!」



「 お!覚えてた?秋斗は惜しかったよね〜〜!」


「 お前ら、要らない話題持ち返すなよ!笑」


聞こえていたらしく秋斗が空かさず言い返してくる。