でも、確かな生きているような実感はなくて、



「あ、ここは、夢なのかもしれないな…」



そう思うしかなかった。



ここはどこなんだろうか…。



あたしは草むらに横たわっていた。



手には草と土の感触が確かにある。



「リアルすぎる夢で、なんか笑える。」



ふっと、自然と笑ってしまった。