いつか来ると思っていた日が来てしまったんだ…。
あたし、精一杯生きられたかな?
お母さん、ごめんね
親不孝者でごめんなさい。
お母さん1人を残して、旅立つあたしを許してね…。
息が苦しくなってきた。
医師と看護師が行き交い、何かを話していたが全く聞こえてこない。
服を脱がされ、器械を付けられる。
「先生、VFです!!」
「離れて!!!!」
「戻りませんっ!!!!!」
処置室は看護師の足音とアラームの音が鳴り響く。
やり残したことないようにいっぱい生きたよ。
あたしは静かに目を閉じた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…