イケメンすぎてドン引き!




そして、あっという間に放課後。



ぷ~~ん、とカレーの香ばしい匂いが店内に漂っている。



空になったあたしの大皿の隣には、

ご飯とルーともに残り3分の1ほどになった先輩の皿があった。



「もぐもぐ、何でお前が先に食べ終わるんだよ!」


「あたし、前もこれ食べきったことあるんですよ」



国道沿いにある、人気カレー店の特別メニュー、『ギガ・カツカレー』



名前の通り、超大盛のカツカレー。


これを15分以内に食べきると、カレー普通盛の無料券が1枚もらえるのである。



あたしは10分くらいでぺろりと完食。



「お姉さんやるね~、はい無料券プレゼント」


「やったぁ! あざーす!」


「お兄さんもがんばれ~、あと3分だよ」


「うぐぐ……」



先輩は、スタート時の勢いは良かったのだが、

教科書どおりの反比例のグラフを描くかのように、時間とともに食スピードが激落ちしていった。



「なーオブチさん、応援してよ~。何か俺が喜びそうなこと言って、テンション上げさせてー」



「……う○こ」



「ぐはっ! てめぇ、今その言葉を吐くな! せっかく味は美味いのに台無しじゃねーか!!」