イケメンすぎてドン引き!




そして昼休み。



先輩からもらった回答文を

ミーハー女子軍団の皆様に一字一句そのまま伝えると、



「そうなんだー残念ー。そりゃたくさん連絡きたら困るよねー!」


「図々しいこと頼んでホントにごめんね!」



と気まずそうな表情で女子たちは言ってくれた。



よし、これで無事ミッション完了。








お昼ごはんを食べた後、トイレに向かいながら、

ミーちゃんにさっきの出来事を話した。



「いやーオブちゃんも色々と大変だね、吉野さんファン多いからねー。でも友達になれたなんてうらやましいっ!」



ミーちゃん目を覚まして!


だからそれただのイケメンマジック!



そう思いながら、トイレの入り口扉に手をかけたが……。



「もー、オブチのやつ、まじ使えねー!」


「何アイツ。先輩のメアド教えてくれたら、ちょっとは仲良くしてあげようと思ったのに」



扉の先から聞こえてきたのは、

さっきのミーハー女子軍団の騒がしい声だった。



――はぁい?