あの子のウソ






「愛ちゃん...
僕のせいだよね....
僕が愛ちゃんにひどいことしたから...」








いったいあなたはだれなんだろう。





あなたはあたしになにをしたの?







声が出ないのはあなたのせい?








(あなたはだれですか?)








「っ!!!
愛ちゃん、それって本気で言ってるの?」






嘘でこんなこと言わないわよ。



コク




あたしは頷いた。






「まじかよ...
愛梨、俺のことはわかるんだよな?」






なに言ってるの?
星は星でしょ?





それともなに

あたしは記憶を無くしてるとでも言うの?







そんなおとぎ話じゃないんだから







あるわけないでしょ?









(わかる。星でしょ?
で、だれなの?)







「まじかよ...」








「俺のせいだ....」






小さく呟いた男の子の声は





きっとあたしにしか届かなかった。