そのことも仲良くなったつもりだった私は2人でお買い物に行くことになった。





「愛梨ちゃん愛梨ちゃん!!すごいねここ!!かわいいお見せたくさーん!」







その子の名前は
猪瀬 美紀(いのせ みき)
かわいくて私が持っていないものを全て持ってるような感じの人だった。








「そうでしょ?あたしここが大好きなんだー!これから美紀ちゃんと一緒に行けるなんて嬉しいよー!!


だからさ?あんたたち離れなさいよー!」





早く2人で遊びたくてうずうずしてた私は後ろからついてくるあいつらが邪魔だった。





「えーー!やだよ愛ちゃん!!僕も一緒に行きたいー!!」




「うるさいよ実!!愛梨と行くのは僕だけなんだから!!」




「ちがうよー!!!有希はだめなんだよー!僕だけなんだもーん」




始まった。


あの2人が喧嘩を始めるとめんどくさい。




「うるさーーい!!美紀ちゃん行くよ!」

「えっ?」




あたしはその子の手をつかんで走り出した。







その子がどんな顔をしてたのかも知らないで...