「お母さん、おはよ」


私はキッチンにいるお母さんに声をかけると、いつも通りの所に着席した。


既に朝ご飯は机の上に用意されている。


「なんか急いでるみたいね?早く食べちゃいなさい」


寝起きで少しボーッとしているとお母さんにそう言われて、私は朝ご飯に手を付け始めた。


「そうなんだよねー。真依、体育祭の朝練あるから早く起こしてって私に言ったのに、なかなか起きてくれないんだからー、もう早く食べてね!」