相愛性理論





「美味しそうじゃん」


「ぇ…?」


そして諒は何の躊躇いもなく、ガトーショコラを口にした。


「ありがとな」


「…ぁぁ…あ…っ」


「……何かあったんなら言えよ。隠すなよ。何があっても守ってやるよ。傍にいるよ。離れねぇよ。なぁ、由依…」


諒に抱き寄せられる。


温かい、温かい、なんで、こんなに、こんなに、あったかいんだろ…。


キスされたことも驚きはしたけど、そんなにショックを受けたりしていたわけじゃなかった。