「ぁっ、すみませ、」


「何か楽しそーじゃん」


「ぇ…?」


予想外の返答に私は一歩、後退りした。


…怖そうな女子が三人。


何だろう、この人達…。


クラスの人でもないし、知らない人達だった。


「ヘラヘラしちゃって、誰かと会う約束でもしてるのかな?」


彼女がキャハハッと高らかに笑った。


私がビクッと肩を上下させるとリーダー的な女子がゆっくりと近寄ってくる。


それに合わせて私もゆっくり後退ろうとした瞬間、両手で強く押された。


背中が勢いよく壁にぶつかり、私は低く呻いた。