「私の学校、由依とは違ってネクタイだから少し大変かも。出来る?」


「そっか…手伝ってくれる?」


「おっけー。ネクタイ以外、パパッと着替えちゃって!」


「うん!あ、そうだ。真依、二つくくりしてあげる。今日の一時間目体育だから髪くくって行ったらいいと思う」


「わかった。ありがと!」


「あ、ネクタイしてー」


私の方へ由依が近付いてきた。


目の前に由依の顔が来て、私は改めて自身とそっくりな顔を見つめた。