「なんで変わった?」 「え?」 「なんで雰囲気変えたんだよ」 ジッと目を見られて私は言葉に詰まってしまった。 なんで、なんて……そんなこと本人を目の前にして言う勇気なんて私には無い。 「それは……」 「……」 「……変わりたかったから」 「なんで?」 「可愛く…なりたい」 恥ずかしくて顔を見ることなんて出来なくて。ギュッとスカートの裾を握った。 夏樹くんと少しでも距離を縮めたくて、だけどどうしていいかも分からなくて。 遠回りかもしれないけど、少しでも縮まればと思った。