学年戦争 殺し屋ゲーム

「海斗……」

呟いた。

そして声がした方向に歩く。

こんなにも会いたいと思った日はあったのだろうか。

私の前にあるのは大きな背中、小さい時から見続けた背中だ。

海斗は振り返って私に言った。


「弥生! 大丈夫だったか? 怪我ねぇか?」


とても優しい声だった。

私はいてもたってもいられなくなって海斗の胸に飛び込んだ。

海斗は驚いたように体を固まらせた。

多分顔は赤いのだろうな。

私は海斗の胸に顔をうずめたまま大声で泣いた。

周りに人がいることも考えてなかった。