ももは教室に戻ると
誰もいないであろう。と思った教室には、

もも)田崎くん。。ボソッ。

そこには田崎くんがいたのだ

敬浩)お前初日からサボってな~。
不良かよ

彼は教卓に座りながら
そお言ってきたのだ
いや、
不良の君に言われたらおしまいだ。
と心の中でつっこんだのだ。


敬浩)どれだけ俺が探したと思ってんだよ


え?今なんて?
私を探してた?
なぜ

もも)なんで探したんですか??


心の中は疑問でいっぱいだった。

敬浩)さぁな。そんなん
知ってどおすんだよ



~敬浩side~

俺は田崎 敬浩。

TRIBE族の2代目の総長
1代目は俺のオヤジで
オヤジのおかげで総長になれた
というのもあるのだ

この町では1番喧嘩が強く
周りの奴らを支配している。

まぁ、この町では
俺が1番って事だな



昨日はTRIBEの集会あったし、
4時間もバイク走りっぱなしはしんどいわ。

でも、気なんか抜いてらんね
大事な時期だから
しっかりしね~とな。

俺はいつもどうりにノコノコ
学校に向かおうとしていた

そしたら、剛典と玲於が
ある女をナンパしていたのだ

俺はその女を見た瞬間
変な感情が湧いてきた

俺はまったく女には
愛想を振りまくだけで
まったく興味なかった

でも彼女だけは違った。
一目ぼれしたのだ

今まで周りにまとわりついてた
女なんかじゃねえ

俺はそお思ったのだ


だからとっさに
玲於と剛典から離れさせ
奪いさったのだ。

俺が肩を組むと
やけに顔を真っ赤にさせ
恥ずかしそうに歩いてる彼女は
どこか。何かたりなかった
何もかも完璧に揃ってるように
見える彼女は何かが足りなかった。

目の奥に闇を抱えてるような。

だから俺はよけいに守りたい。
と思ったのだ

学校につくと
周りの奴らは俺をジロジロ見てきた

そりゃそ~だろ。
俺が女と肩を組んで歩いてんだから

俺は女には愛想を振りまくだけで
その他はまったく何もしなかった

ただしゃべるだけ。
体にはふれなかった
吐き気がするからだ

きつい香水に
パンダみたいな顔した女が
周りにうじゃうじゃ
俺はそんな毎日が苦痛で仕方がなかった。


でも、ももだけは違った。
化粧してんのか?ってぐらいに
綺麗な顔をしていて
香水なんかしてなくて
洗剤の匂いがフンワリとしていた
俺はこの匂いが大好きだ
プンプン臭う香水より
フンワリした方がいーだろ?

俺はももの事がもっと
知りたくなった
俺のものにしたかった

俺だけのもの。

他の誰にも渡したくない

誰にも触れさせね

傷つけさせね

俺は心の中でいろいろ考えていたのだ。



~敬浩side END~


もも)え?ゴメンなさい
言ってる意味が全然わかんない

敬浩)はぁ?もーえーわ
それから、今日から俺の事
敬浩って呼べ

私はほんとにほんとに
頭が混乱していた
今すぐにでも抜け出したいこの空間

田崎くんと私 2人のこの気まずい空間

もも)用が済んだなら帰ります
今日は色々ありがとございました。
さよなら

ももが敬浩に背をむけると

敬浩)待てよ

もも)まだ何かあるんですか

敬浩)いや、なんでもね

敬浩はそお言って
教室から出ていったのだった。

なんなんだあの人は
ももは家に帰ってからも
ずっと考えていた

いきなり今日出会った人に
親切にされ
いきなり俺の女になれ。とか
言われるし
ほんと意味がわからない。

もも)はぁ~。これからどうなるんだろ
今日結局友達1人も出来なかったし
明日はちゃんと行こ


ももはその日はぐっすり寝たのだ