もも)あの、どゆことですか。


私はあれから強制的に肩をくまれ
そのまま学校に到着したのだ。

学校の門を通った瞬間

女)きゃぁぁぁぁ!!敬浩くんよ!!

女)敬浩くんおはよぉ♡

女)あの、横の女だれよ

女)敬浩くんさすが
朝からあのキラースマイル。
癒される

敬浩くんは凄く人気者なんだと
思って
こんな彼の横にいるのが
なんだか恥ずかしくなってきた

私は敬浩くんの肩におかれてる手を
ほどき、1人で教室に行こうとした瞬間

ぱしっ。

もも)え?

私はいきなり誰かに手をひっぱられた

敬浩)お前なに俺から離れてんだよ
俺の傍から離れんなバーカ

もも)え?1人で私大丈夫ですけど


私はこのまま敬浩くんといたら
自分がおかしくなりそうだった

敬浩)また道に迷子になるだろ
俺が案内してやる


周りは唖然としていた。


男)あの、敬浩さんがあんなに優しい!?

女)あの女なによ
ひとりじめしてさ

男)あの、女けっこい美女だし

女)敬浩くん。
なんだかいつもと様子が違う、

周りからはボソボソと声が聞こえてきた。

その場にいるのも私は気まずくなり
1人で駆け抜けて行った。

適当に走っていると屋上についたのだ。

ガチャ。

屋上に繋がるドアを開けると
そこには綺麗な青空が広がっていた


もも)ん~!!気持ち。
空気も美味しいし
なんといっても静か!


こんなガヤガヤとうるさい学校にも
こんなにも素敵な所があったとわ。

ももは屋上をウロチョロしていると
ひとつのベンチを見つけて
そこにちょこんと座ったのだった。

そしたらいつの間にか寝てしまって。
気がつけば学校が終わっていた

もも)しまったー。
初日からサボってしまった


とベンチを立とうとした瞬間

??)なに1人で喋ってんだよ


もも)え?


ももは後ろのほうから声がしたので
後ろに振り向いた。

そこには不良。不良。不良
敬浩くんとは違った
不良が1人いた


見た目は茶髪で短髪
耳にはCHANELのピアス。
首元にはキラキラ輝く十字架のネックレス
服装は、、ものすごくお洒落。

??)お前さっきからずーっと
独り言。きもい


男はあきらかに私を馬鹿にするような
感じで私を見てるのだ


もも)え、あ。すいません

??)なぜに謝る爆笑
まぁい~や。
でも1つだけ。ここの場所
俺達 三代目 JSB の溜まり場。
なれなれしく来んじゃね

男はキレ気味で私を見てきた

もも)すいません。私転校してきたばかりで
何も知らなくて
今度からは気をつけます!!

ももはその場から立ち去ろうとした瞬間

??)おい。待て
お前名前は??

もも)あ、田崎 ももです

??)田崎?あの田崎と関係あんの?

もも)いや、まったくありません
ただ名前が同じだけで。

??)ふーん。そおなんや
んぢゃ~ばい


男はももが立ち去る前に立ち去ったのだ。
男がいなくなったあとに
もも も教室に戻ろうと
ドアに手をかけた瞬間

ガチャ。ドアがあいた

??)え!女の子がなんでこんなとこに!?
え?え?なんで??

謎の男また登場。
彼は明らかに優しそうだ

もも)今日転校してきたばかりで
何もしらずに屋上にきてしまって、

??)あ!!もしかして臣に怒られた??

もも)お、臣??

??)さっきここにいたやつ笑

臣くん。っていうんだ

もも)あ、怒られました

隆二)気にすんな気にすんな笑
あ!!ちなみに俺は隆二 今市隆二^^
君の名前は??

もも)田崎 ももです。

隆二)田崎!!??? あの田崎か!!???

もも)ただ名前が同じだけです笑
あの1つ聞いてもいいですか?

隆二)ん?なに?

もも)田崎くんって
そんなにすごい人なんですか??

隆二)敬浩わね~
ここら辺を取り締まってる
TRIBE族っていう
グループがあるんだ
そこの上らへんの人!!

私はとんでもないところに来て
とんでもない人たちに絡んでしまったと
後悔してしまった。

もも)そおなんですか。
いろいろ親切に
ありがとうございました!!

隆二)あ!まって

ももは隆二の声も聞こえてないふりをして
ドアを開け教室にもどった。

隆二)田崎 もも。。

隆二はボソッと呟いたのだった