青龍のみんながバラすなんて思えないからね。



でも、正体があたしだってバレたら間違いなく狙われるはず…。



ここからは慎重に行かなくちゃならない。



「涼兄、あたし久しぶりにお母さんの病院行ってくるね。」



「最近、行ってなかったのか?」



「うんっ、ちょっと忙しくてね…。」



忙しいというより、色々あったの方がふさわしいのかもしれないけど。



ざっと3週間くらいは行ってない気がする。



お母さん、あたしが病院に行ってないから心配してるかな。



「一人が寂しいんだったら俺のとこ来いよ?」



「あたしはまだ平気。…それにあそこの家を離れたくないの。」



あたしたち家族4人が暮らしていたところだから。