「何か抱えてるんじゃねぇのか?」



あたしは見抜かれて何も言えない。



素を出しちゃいけないんだ。



人を信じるのが怖い…。



あの事件以来あたしは人を信じることが出来なくなった。



体が拒絶反応を起こす。



なんで皆、あたしに優しくするの…?



なんであたしに優しく笑うの…?



なんであたしなんかと友達になりたいの…?



なんであたしなんかと関わるの?



あたしは、青龍のみんなにそう聞きたかった。