あたしがそう言うと目の前の女は顔を赤くしてそういった。



無視?って言ってきたのはそっちの方じゃん。



なんか言って欲しかったんでしょ?



本当、居心地悪い…



あたしは無視して屋上へ向かおうとした。



「まだ話は終わってねぇーよ!」



「…あんたみたいな飢餓相手にしてる暇はないの」



あたしは思いっきり冷たい声でそう言った。



女の顔がどんどん青ざめていく。



「…なっ、なんなのよ…」



それから怖くなったのか教室から慌てて出て行った。



結局、何だったのかあたしには理解できなかった。



さぁ…屋上行って一服しようかな。



あたしはそう思って屋上へ足を進めた。



屋上のドアを開けると心地よい風が当たる。



屋上来ると落ち着くんだよね…



あたしは座って煙草を取り出す。