「それは美羽が冷蝶じゃないかって言いてぇのか?」



大我はキョトンとした顔で俺にそう言ってきた。



「ただ雰囲気が似てるって言っただけだ」



「確かにあのどこか冷めたような感じが似てるよね」



春馬がウンウンとうなずく。



「アイツ俺の事可愛いって言ってきたから印象は最悪だ!」



子供みたいに拗ねる龍也。



コイツは普段みんなから可愛いっていい慣れてるが多分女から可愛いって言われたのが初めてだからか、拗ねていた。



確かに、龍也はちょっと顔に幼さが残ってかっこいいというより可愛いという言葉が似合うな…。



「まだ、拗ねてんのか。龍也」



雅人がそういう。