魁斗は、10分ぐらいで病院まで来てくれた。



「魁斗…。」



「何があったんだ?」



「お母さんが…」



あたしはそこまで言って泣いて前がぐちゃぐちゃで何も見えなかった。



「お前は俺が守ってやる」



魁斗は、そう言ってあたしの体を抱きしめた。



しばらく胸を借りて泣いてしまった。