そこは一般病棟じゃなくて重い病気を患っている人たちがいる場所だった。



中に入るとしばらく来てなかったからかまたやせ細ってきたお母さんがいた。



「お母さん…なんで…。」



あたしがお母さんに歩み寄ろうとすると、



「美羽…?」



後ろからあたしを呼ぶ声が聞こえて後ろを向くと涼兄がいた。



「なんでここに?」



「涼兄、これどういうこと?」