「妃南…なんで?」



「美羽のことだからどうせゴロゴロしてるだろうと思ってね」



妃南が、笑いながらそういった。



図星だけど…。



「…なーんて、それは口実で美羽の気持ちを聞きたかったの。」



妃南が急に真剣な顔をしてそう言ってきた。



あたしは、とりあえずみんなを家に入れた。



「ちょっと狭いけど…」



「お邪魔します」



みんなが声を揃えてそう言う。



「美羽、こんなところに一人で住んでんのかよ?」



龍也は、びっくりしたような顔であたしにそう言ってくる。