小百合が死ななければ俺は今も笑っていただろう。 「あたしは、魁斗に惹かれてる。それだけは忘れないで?」 美羽は、そう言ってぺろっと舌を出す仕草をする。 「…あぁ。」 でも、小百合の居場所はずっと青龍の姫だ。