外に出るとジーンズにTシャツというラフな格好をした魁斗が居た。



「美羽のまともな私服初めて見たな」



「それって、どういう事?」



あたしは、ちょっとムッと膨れてみる。



「嘘だよ。可愛いよ」



そう言ってあたしの頭を撫でる魁斗。



可愛いよって言われてあたしの顔を赤くなった気がした。



魁斗は、女の子の扱い慣れてるのかな…。



こんなこと考えてる自分が嫌だ。