嗤わない月の下で

かれこれ15分。

踊り続け、曲が終わる。

すると、彼女はつま先をつき、終わりの体制をとる。

「今日のパーティーはこれでおしまい、また来てくださいね」

青い目が閉じられる。

「あっ君は・・・」

そこまでで終わりだった。

路地裏から人の気配が消える。