何度も頭を下げ、 「あの…っ、保健室行きますかっ…?」 ぶつかっておきながら失礼かなとは思ったけど、一応聞いてみた。 すると、ぶつかった人は急に床にばらまかれたままの私の教科書を拾い始めた。 「えっ!?あっ、あのっ??」 「早くしないと授業に遅れちゃうよ? 俺は大丈夫だから。ぶつかってごめんね?」 「へ?」 びっくりしていると、ぶつかった人は私の頭をぽんぽんと撫でてから 「じゃあね。」 と言って去って行った。 そう…たったそれだけの事。 それだけの事で私は浦田君に恋をしたのだ。