「……あのさ、太輔…」
「ん、何?」
「今からどこに行くの?」
「秘密」
何だかまだ恋人だった頃に戻った見たいだ。
「えー」
すると太輔が足を止めたのは都内でも1番高いファッションビル。
「ここに入ろ!」
「うん」
そしてエレベーターで12階まで上がり、ひとつの店舗の前に来た。
そこは私が気になって来たかったアクセサリーショップだ。
「えっなんで…」
君は凄く、驚いてたそれは愛おしい君の笑顔。
「…さあー、何ででしょう!?
凪沙こういう所昔から好きだろ?」
「太輔…ありがとう」

その笑顔は反則だ。
「ほら、早く入ろう
わー、どれも可愛いなぁ」
凪沙のはしゃいだ姿見たの久しぶりだ。

莉奈ちゃんと凪沙は真逆な性格
おてんばで常に明るい凪沙と
それとは反対に、優しくておっとりしてて可愛らしい莉奈ちゃん。
につかないふたりはいつも仲がよかった。

するとそれは、シンデレラをイメージしたダイヤのネックレスだ。
凪沙にぴったりだ。
「あの、すいませんこれプレゼント用でお願いします」
「はい、かしこまりました」
数分後、
「大変お待たせしました、お品物でございます」
「ありがとうございます」
俺は凪沙に近寄った。

「買い物終わった?」
「ん。」
「どこか行きたいとこある?」