【飛鳥side】
「そーちょー!!!
総長にお客さんきてますよ!!」
仲間のやつの声がする。
俺に客?
誰だよ、面倒くさい。
「どこの族か知らんが、同盟なら千尋通せって言っとけー!」
そういうのは全部、千尋担当だ。
「いや、違うんすよ。
女きてるんですよ、総長に用事があるって。」
はぁ?
女?
「どうでもいい。
俺、今は女に興味ないから追い出しといて」
最近は、面白い奴が増えたからな…、
あの女で、充分だ。
今日もこのあと、家で幹部で集まるが…。
アイツも加わらせてやろう。
無理矢理。
「えっ、総長。女に興味ないなんて…もしかしてあっちに興味が…いでっ」
俺は目の前にいた奴を軽く叩いた。
アホか。
男になんてさらに興味ねぇよ。
「えっでも女に興味ないって、」
「お前それ以上いうと、ババがどれか、みんなに言うぞ」
「えっ?総長ババの場所わかってるんですか!?」
「俺の洞察力なめんな」
…そう、今はババ抜き中。
だから、忙しい。
無理、女なら帰れ。
それか直に相手してもらえ。