そしてぼんやりと登校してくる生徒たちを眺めていた。

すると、ざわっとクラスがどよめいた。

何だと思って皆の視線の先を追う。

そこには童顔に大きなリボンの小学部の子ではないかと思うような少女が立っていた。

しかし、スカーフの色は中等部のものだった。

あんなのいたっけ?

電波を眺めてみる。

みんなが興味の緑だった。

メールの電波が飛んだので集中して掴み取る。