「あーいり。おはよう」 呑気な声を出して読んだのは 私の愛しい人、圭人。 これが私たちの日課。 家が隣同士の私たち。 いつも高校から家まで一緒に登校しているんです。 「は〜い」 できるだけ私は明るい声で返事をする。 圭人と一緒に学校へ行けることは本当に嬉しい。でも苦しい。 圭人は私のものじゃないから。 松永さんのものだから。 だから帰りは一緒に帰れない。 圭人は松永さんと帰るから。