翌朝。

登校中、私は学校の玄関内でバッタリ隼人と出くわした。


「あ」

「……」


思わず声が漏れ、靴を入れかけていた手が止まる。

そのまま固まっていると、
ちょうど斜め上に靴箱がある隼人は歩き出してきたかと思うと、私の真横に立って止まったんだ。


「……」


ええっと……


「お、おはよ」

「はよ」

「ラインでも一応送ったけどさ、昨日は怒ってるように見えたみたいでごめん、ね」

「うん」

「……」


私の顔も見ずに、床に落とした上履きに足を突っ込む隼人。

どこか微妙な間が流れる。


あ、れ……


なんか…