次の日の朝。

眠たい目をこすりながらも今朝はなんとか時間通りに起きて登校する。

そして「ガラッ」と教室のドアを開けて中へ入ったと同時に、なぜかクラス内でざわめきが起こった。


「……?」


ん?あれ…?

もしかして気のせい?


今日はなんか妙に皆からの視線を感じるような…


疑問に思いながらも自分の席へと腰かけた私に、
すぐさますっ飛んできた様子のユカリとみーちゃんが興奮気味に机を叩いてきた。


「ねぇ優衣ってばどういうこと!?」

「へ?」

「昨日の放課後、隼人と二人で帰ったんだって!?」


げ!?

な、なんでそれを……!