TEARS【~君色涙~】

またしてもギョッとして、今度は椅子から滑り落ちそうになった(縁起でもない)

え、まさか藤原さん、も……?

嫌な予感しかせず、ひたすら冷や汗を流していると、藤原さんが私の存在に気がついた。


「……」


目が合うなり藤原さんは心底嫌そうな顔をしたものの、すぐさまフンとそっぽを向いて、明らか不機嫌な態度で前の座席と着席してしまった。


その後ろで、私はすっかり体を萎縮させる。

…ど、どうしよう。
藤原さんも東高受験する気なんだ。

しかも前後の席って


なんか急に不安になってきた……。


(……お腹いたい)


そう思ったら頭が真っ白になって
何も考えられず一人青ざめたまま…

それでもギュッと、隼人がくれたお守りを手に握りしめ続けていると、前の席で藤原さんが口を開いた。


「……今まで、色々と悪かったわね」