「―――」

「あっ…す、好きってのはその…!皆でこうワイワイするのが好きだなぁ!って」


でも焦ってすぐそう茶化してしまった。

我ながら明け透けすぎるごまかしに、隼人はしばらくポカンとしていたけど、特に気にする様子もなく笑ってくれた。



「うん、好き。俺も」

「……っ」

「来年もまたこうして集まれたらいいよな」



来年……

無事卒業していたら高校生。


一年後の今頃、私は隼人と…どういう関係になっているのかな。


友達?恋人?

それとも……


「……うん」



確かめたい。


けど今はまだやっぱり怖くて聞けないや………。