「……」
「はは、うっそ~」
またしても騙された私に、後ろから隼人のしてやったりな声が聞こえる。
しまいには目隠しのピースまでされてしまった。
ったく隼人のやつ!
こういう所だけは1ミリも変わってないんだから!
いっそあの石像ごとブン投げてやりたい!!
「~~~!」
「ワリ、悪かったって。あとで何か好きなもんおごってやるからさ」
その言葉でちょっと機嫌が良くなるも、
お賽銭の順番を待っている間ひたすらフンとそっぽを向いていたら、隼人が突然「あ」という声を出す。
「広瀬先輩」
こやつ、この期に及んでまだ言うか…
いい加減しつこい隼人に私は呆れた眼差しを向ける。
「また?もうその手には引っかからないんだからね!」
「いや、今回はマジだって。あそこに居んの広瀬先輩」
え?
今も周囲は大勢の参拝客で賑わう中、しびれを切らした様子の隼人が「ほら」と何やら向こうを指さす。
そんな隼人を不審に思いつつ、渋々自分も言われた先へとよく目をこらしてみる。
するとそこで私が見たのは
綺麗な浴衣に身を包んだ加奈子さんと、その隣を寄り添って歩く広瀬先輩の姿だったんだ。
「はは、うっそ~」
またしても騙された私に、後ろから隼人のしてやったりな声が聞こえる。
しまいには目隠しのピースまでされてしまった。
ったく隼人のやつ!
こういう所だけは1ミリも変わってないんだから!
いっそあの石像ごとブン投げてやりたい!!
「~~~!」
「ワリ、悪かったって。あとで何か好きなもんおごってやるからさ」
その言葉でちょっと機嫌が良くなるも、
お賽銭の順番を待っている間ひたすらフンとそっぽを向いていたら、隼人が突然「あ」という声を出す。
「広瀬先輩」
こやつ、この期に及んでまだ言うか…
いい加減しつこい隼人に私は呆れた眼差しを向ける。
「また?もうその手には引っかからないんだからね!」
「いや、今回はマジだって。あそこに居んの広瀬先輩」
え?
今も周囲は大勢の参拝客で賑わう中、しびれを切らした様子の隼人が「ほら」と何やら向こうを指さす。
そんな隼人を不審に思いつつ、渋々自分も言われた先へとよく目をこらしてみる。
するとそこで私が見たのは
綺麗な浴衣に身を包んだ加奈子さんと、その隣を寄り添って歩く広瀬先輩の姿だったんだ。



