TEARS【~君色涙~】

「!」

「本当に先輩のこと吹っ切れたのか?」

「ほ、ほんとだよ!」


不意を突かれたせいでとっさに声を張り上げるも、隼人はまだどこか信じていない様子。


「ふーん…」

「な、なに?」

「いや、もしこの場で先輩と出くわしても同じ事言えんのかなって」

「!? ちょっ、なに言ってんの?そんな事あるわけな…」

「あ、こんちは先輩」

「えっ!?」


うそ!?先輩も来てたの!?

すぐさま振りむいてペコッ!とお辞儀するも、そこには神社の守り神なのか犬みたいな石像がいた。