TEARS【~君色涙~】

「隼人。今日はお誕生日おめでとう」

「……」

「これからもずっと一緒にいようね」


一瞬ポカンとする隼人に精一杯その言葉を伝えて、恥ずかしいけど自分からギュッと抱きついてみる。


そんな私を前に、隼人はしばらくして「……うん」と一言、どこか照れた様子で言葉を返してくれると、優しく包み込んでくれたんだ。


「……」


シンと静まり返った部屋で、お互いの鼓動が波打って聞こえてくる。


もしかして隼人も緊張してるの…?


そう思って顔をあげてみたら、いつになく余裕のない表情をした隼人と目が合った。


「隼人…?」

「……」


あ、もしかしていつもの長いキスかな…


そう思って自分から目を閉じてみる。


すると直ぐに、唇が触れる感触がした。



私はとっさに隼人にしがみついて自分の口をつむろうとする。



「……」



…ん


んん?