「なっななな何でしょうか!!」
でも、いくら好きでもそんな態度をとられちゃ怖くて仕方ないし。
あたしはそんな木塚くんを前にして、思わず一歩後退った。
もしかして、殴られる!?
これ、ド○え○んに出てくるジャ○アンみたいに、
“ムカつくから一発殴らせろ!”とか言われちゃうパターン!?
そう思って、
「ご、ごめんなさい!すみません!
昨日のことは謝りますから、殴るのだけは勘弁して下さい!
殴ったらあたしのカワイイ顔が台無しで…」
しかし、木塚くんを見れずにあたしが必死になってそう言ったら、木塚くんが言った。
「いいから落ち着け!」
「!」
そう言って、顔を隠すあたしの右腕を掴む。
その行動にすら、ビビってしまう。
でも、何か…顔が近くてドキドキするような気も…
そう思いながら恐る恐る木塚くんのそのクリクリした目を見遣ったら、木塚くんが言葉を続けて言った。
「お前、やっぱ俺と付き合え」

