すると、俺がそう思っていたら、 智輝さんが言った。 「…ダメだな」 「?」 「拓海。アイツは危険だ。 龍也、しばらくは拓海と妃由ちゃんを近づけんな」 「!」 「…今度の海は、お前が行け」 智輝さんはそう言うと、椅子から立ち上がってリビングを後にした。 「…了解しました」 智輝さんの言葉に俺がそう言うと、その直後にバタン、とドアが閉まる音が響く。 平気で俺達に嘘を吐く、あなたがイケナイんですよ、拓海さん。 俺はそう思うと、独り口角を上げて不敵に笑った。