【完】狂犬チワワ的彼氏



そう言うと、



「だから……今のそれも、何か裏があるのかもしれません」



と、真剣な眼差しで話を続ける。



「…ストーカー…?」



って…いやいや、ちょっと待ってよ!



「え、つまり…何?

理沙ちゃんが、拓海くんのことを好きでずっと付きまとってたってこと!?」



あたしがビックリしてそう聞くと、龍也くんは「はい」って頷く。


うそっ…嘘嘘、

何それ!



「っじゃあ、だったら何で拓海くん、そういうことあたしに相談してくれないの!」



…今朝、いきなり「日向に近づくな」とか言って。

理由を聞いたら「なんとなく」なんて言ってたくせに。


だけどあたしの言葉を聞くと、龍也くんが言う。



「そんなこと、容易に言えるわけがないじゃないですか」

「!」

「ストーカーに遭ってるなんて、好きな人に…ましてや彼女になんて言えません。

かっこ悪すぎる、」