【完】狂犬チワワ的彼氏




何故か木塚くんはあたしを見遣った途端に、まるでいけないものを見たかのように顔をしかめた。


…ん?今、“げ”って言った?


そしてそんな木塚くんに、あたしがそう思って固まっていると…木塚くんが言う。



「お前…何それ」

「え?何って…」

「そのカッコ。オカシイにもほどがあるだろ、」

「!!え゙っ、」



そう言って、「あり得ねぇ…」って呆れたようにため息を吐く。


う、嘘…

やっぱ変だった!?


あたしは木塚くんのその言葉を聞くと、恥ずかしさで顔を真っ赤にして言った。



「じゃ、じゃああたしすぐ着替えてくる!待ってて!」

「!」



しかし、あたしがそう言うと…



「待て」

「!」



木塚くんがそんなあたしをふいに引き留めて、言った。



「…それはめんどくせぇから、俺が直してやる」