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翌朝。
久しぶりに学校に行くと、生徒玄関には見覚えのない女子生徒が立っていた。
しかもそいつは俺のロッカーの真ん前にいて…スルー出来ない。
だって、見た瞬間すぐにわかった。
こいつ…昨日龍也が言ってた日向さんだ、間違いない。
昨日までは「もしかしたら知ってる奴かも…」とか思っていたけど、日向さんは確実に知らない人だ。
俺がそう思いながらとりあえずロッカーに近づくと、日向さんが俺に気がついて言う。
「!!あ、拓海くんっ…!」
「!」
日向さんはそう言うと、満面の笑顔で俺の傍に駆け寄ってきた。
まさか名前を呼ばれるなんて思わなかったし、こんなふうに正面から来られるとは思わなかった俺は、
そんな日向さんに思わず後退りをしてしまう。
……マジかよ。
「え、えっと…何?」

