だけどその後は結局修史さんとはほとんど話すことはなく、寝る時も別々で寝た。
修史さんはリビングのソファーで寝ていて、あたしは寝室のベッドで横になる。
でもなかなか寝付けなくてしばらくは携帯を弄ったりしていたけれど、それも閉じるとあたしは深くため息を吐いた。
「はぁ…」
……別に、修史さんがあたしのことを騙していたからといって嫌いになんてなっていないし、むしろなれるわけがない。
だって修史さんのあたしへの気持ちだけは本当みたいだし、それは素直に嬉しいから。
でも………
“素だったら好きになんてなってくれねぇよなって……”
「…、」
あたしはその言葉を思い出すと、いてもたってもいられなくなってベッドから下りると寝室を出た。
そして、もう寝ちゃったかな…と思いながら、ソファーに横になっている修史さんに近づく。
「…修史さん、」
思いきって後ろから名前を口にすると、修史さんは……
「……どした?」
まだ起きていたようで、あたしの声にそう問いかけて振り向いた。

