2人だけの秘密。



……え、もしかして。

だて眼鏡のこと、言っちゃマズかった?


あたしは修史さんのその反応を見ると、思わず不安になって俯く。


でも、どうして嘘を吐く必要があったの?

どうして、わざわざだて眼鏡なんてかけてるの?


そう疑問に思っても素直になかなか聞けなくて、二人の間に沈黙が流れる。



「…あ、あのっ…」



そして、しばらくしてあたしが再び謝ろうとしたら、それを遮るように修史さんが言った。



「ごめんね、鏡子」

「!」



…え。


“ごめん”?



「…な、なんで修史さんが謝るんですか…?」



そう聞いたら、修史さんがあたしに目を遣って言う。



「なんでって、悪いのは俺だよ。鏡子をずっと騙してたんだから」

「で、でもそれは、目が悪いとか悪くないとか…それだけのことじゃないですか」

「…違うよ、俺が騙してたのはそういうことじゃない」

「!」



あたしは修史さんのその言葉を聞くと、嫌な予感を覚えながらも不安いっぱいで修史さんを見つめる。

ドキドキしながら修史さんの次の言葉を待っていたら、修史さんが問いかけてきた。



「…鏡子はさ、俺に対してどういうイメージ持ってる?」