2人だけの秘密。



そのあり得ない姿に、一瞬目を疑ったけど間違いない。

綺麗な金髪に、切れ長の目、下唇を噛んでいるその癖…。

どうしてドアの向こうに広喜くんが来ているのかわからないけど、

少しの希望を持ってしまったあたしは、喜んでドアを開けた。


…一度失った希望は、もう元には戻らないってわかっているはずなのに…。

あんなに酷いことをされたはずなのに…本当に恋ってコワイ。


あたしがドアを開けると、そこにはやっぱり広喜くんがいた。



「広喜くん!」

「…よっ、」



広喜くんはそう言って、あたしに向かってかすかに微笑む。


けど…



「へー、このコがお前の浮気相手か」

「!?」



その時…ドアの陰から、突然知らない男の人たちが数人出てきた。

すると、その人のその言葉に広喜くんが頷いて言う。



「そうだよ。顔、可愛いっしょ?」

「ひ、広喜くん?この人達って…」

「あれ、もしかして約束してたの忘れた?俺の友達がお前とヤりたいって言ってたって言ったじゃん」