2人だけの秘密。




それを考えていると、また顔が熱くなっていくのがわかる。

…いや、あまり考えないようにしよう。

あたしはそう思うと、気を紛らわせるのも兼ねて柳瀬店長に言った。



「…そういえば柳瀬店長、二日酔いの薬とか持ってませんか?何だかさっきから頭が痛くて…」

「あぁ、あるよ。待ってて、今持ってくるから」



あたしがそう言うと柳瀬店長はそこから立ち上がって、独り部屋を後にした。

…するとその瞬間急に静かになった部屋で、あたしは一息吐く。

っていうか、いったい今何時なんだろう。

そう思って携帯を開くと…



「!」



突如、何故か広喜くんから電話がかかってきた。

思わぬ電話に嬉しく感じるも、あたしは少し複雑な気分で通話ボタンを押し、電話に出る。



「…もしもし?」



ドキドキしながら出たら、電話の向こうで広喜くんの声が聞こえてきた。



「もっしー、俺だけど。お前さ、今日確か定休日で仕事休みだったよな?」

「うん、そうだよ」

「んじゃあ今からお前ん家行くわ」

「…えっ!?」



広喜くんはそう言うと、あたしの返事なんてお構いなしにすぐに電話を切った。



「え、ちょっ…広喜くんっ!?」



…マズイ!!