「……あ、あたしのことはいいじゃないですか」
「!」
「それよりも、教えてくださいよ。夢のこと。…もっと詳しく知りたいです」
あたしがそう言うと、柳瀬店長はどこか納得がいかない顔をしたけど…
「…いいよ」
そう言って、話し出した。
どうやら柳瀬店長は、初めてあたしと夢で逢った時に初めてあたしを気になりだして、
「もう一回逢いたいな」って思っていたら、その約半年後にまた逢えて、
これは夢だ!と気づいてからその夢をコントロールできるようになったらしい。
あたしの夢を見るのはコントロールできないけど、夢の中の自分の行動はコントロール出来ていたんだとか。
逆にあたしは全くコントロールが出来なかったから、それを言うと柳瀬店長が残念そうな顔をした。
「…じゃあ、夢の中で言ってた鏡子ちゃんの“愛してる”は違ってたんだね」
「そう…ですね」
「なんだぁ…つまんないの、」
そう言って、深くため息を吐く。
…っていうか、さっきからなんとなく気になってたんだけど…
「そうだよねぇ。よくよく考えたら鏡子には彼氏がいるんだし、期待する俺がオカシイよねぇ」
「…」
柳瀬店長は、もしかしてあたしのこと……
「好き」なの?

