2人だけの秘密。




しばらくは柳瀬店長のマシンガントークに唖然としていたけれど、あたしはその最後の言葉を聞いてはっと我に返る。



「…夢をコントロール…?そういうことしてたんですか?

ってか、そんなことって出来るんですか!?」



あたしがちょっとびっくりしながらそう聞くと、柳瀬店長は「うん」って頷いた。


…え、じゃ、じゃあちょっと待って。

だったらあの夢の中で言われた「愛してるよ」って言葉も、その後のキスも全部柳瀬店長自身がそうしてたってこと?


あたしはそれに気がつくと、思わず顔がかぁっと熱くなっていくのを感じる。

赤くなった顔を見られまいと顔を背けたら、柳瀬店長があたしに聞いてきた。



「…あ、っつかさ…俺一気に喋りすぎたけど、ちゃんと理解出来てる?」



そう問いかけて、少し不安そうな顔をして見せる。

だけど、理解なんて出来るわけがない。


だって…



「っ…出来ません。だって柳瀬店長、彼女いるって言ってたじゃないですか!

なのにどうしてあたしなんかにそんなこと出来るんですか?」



あたしが思わず興奮気味にそう言ったら、柳瀬店長はあたしからふっと顔を背けて言った。



「………いないよ、彼女なんて」