その存在に気がつくと、あたしは慌ててベッドから飛び起きる。
けど…
「!?いたっ、」
寝ぼけていたせいかそのまま床に落ちてしまい、その瞬間鈍い音がした。
ヤバイッ!
「……」
でも柳瀬店長は寝たまま起きることはなく、ぐっすり熟睡している。
よ、良かった…。
だけどそう安心したのも束の間、あたしは今自分が置かれている部屋を見渡して思わず唖然とした。
…だってそこは、全く見覚えのない知らない部屋だったから。
どこ?ここ…もしかして、柳瀬店長の部屋?
え、あたし昨日何してたっけ?
何でここにいるの!?
そう思って、一生懸命夕べのことを思い出してみるけど…歓迎会の途中から全く記憶がない。
……かろうじて服はきっちり着ているけど。
まさか、ヤってはない…よね?
それを考えて、独りぶんぶんと首を振る。
…っていうか、こんなことを考えている場合じゃない。
柳瀬店長が寝ている間に早く帰らなきゃ。
今日は仕事は休みだけど…。
そう思って自分の鞄を手に取った、
次の瞬間…

