【おまけ⑤】
鏡と向き合って。
髪を後ろ一つに結ぼうとして。
でも、小さくため息を吐いてそれをやめた。
だって髪を上げると、「赤い印」が見えてしまうから。
あたしは、やっぱり、と髪をアイロンでストレートに伸ばす。
その赤い印は、夕べ修史さんからつけられたもの。
普段はそんな独占欲の強いことはしないのに、最近あたしがあまりにも、ミキちゃんが通う幼稚園の「先生」と仲が良いから。
凄く久しぶりに、妬かせてしまった。
その先生とは、それまで会ったことはなかったけれど、聞けばあたしと同い年らしくて。
相手はもちろん異性だけど、同い年というだけで話がどんどん広がり、最近じゃ思わず長話をしてしまうほど仲良くなってしまった。
…その光景を、仕事帰りにたまたま幼稚園の前を通った修史さんに、今までに何度も目撃されていたらしく、ちょっと喧嘩になって……このザマだ。
先生と会話してると楽しい、とあたしが言うと、修史さんが「俺よりも?」なんて言い出すから。
何でそうなるのってあたしが言うと、「鏡子のあんな楽しそうな顔見たことないよ」だって。
「考えすぎだよ」って言っても修史さんの機嫌は悪いままで、「そんなことない」と。
「鏡子はスキだらけだからたまに不安になるんだよ」と言われ、そうかと思えば珍しいくらいの乱暴なキスを何度もされ…首筋にこの赤い痕を残された。
…ちょっと痛かったな。
それからはお互いに謝らないまま、朝もちょっと気まずくて、いつものいってらっしゃいのキスが出来なかった。
何かもうそれだけで…今日はいろんな家事が手につかない。
鏡と向き合って。
髪を後ろ一つに結ぼうとして。
でも、小さくため息を吐いてそれをやめた。
だって髪を上げると、「赤い印」が見えてしまうから。
あたしは、やっぱり、と髪をアイロンでストレートに伸ばす。
その赤い印は、夕べ修史さんからつけられたもの。
普段はそんな独占欲の強いことはしないのに、最近あたしがあまりにも、ミキちゃんが通う幼稚園の「先生」と仲が良いから。
凄く久しぶりに、妬かせてしまった。
その先生とは、それまで会ったことはなかったけれど、聞けばあたしと同い年らしくて。
相手はもちろん異性だけど、同い年というだけで話がどんどん広がり、最近じゃ思わず長話をしてしまうほど仲良くなってしまった。
…その光景を、仕事帰りにたまたま幼稚園の前を通った修史さんに、今までに何度も目撃されていたらしく、ちょっと喧嘩になって……このザマだ。
先生と会話してると楽しい、とあたしが言うと、修史さんが「俺よりも?」なんて言い出すから。
何でそうなるのってあたしが言うと、「鏡子のあんな楽しそうな顔見たことないよ」だって。
「考えすぎだよ」って言っても修史さんの機嫌は悪いままで、「そんなことない」と。
「鏡子はスキだらけだからたまに不安になるんだよ」と言われ、そうかと思えば珍しいくらいの乱暴なキスを何度もされ…首筋にこの赤い痕を残された。
…ちょっと痛かったな。
それからはお互いに謝らないまま、朝もちょっと気まずくて、いつものいってらっしゃいのキスが出来なかった。
何かもうそれだけで…今日はいろんな家事が手につかない。

